第13章 封印
「サクラ...」
「「サクラ様...」」
私の傷口を見た面々が驚いていた
いや、そんなに重傷じゃないんだけどな?
鏡花水月使ってたからある程度は避けれてるし
ただ、ちょっと鋏みたいな刃物で斬られたというか...
と、考えていると鴆に怒られた
「あのなぁ、軽い傷だからみたいな顔すんじゃねぇ。
結構深くまでいってるんだぞ、あともう少しズレてりゃ内臓までいってたからな。」
『そんなに深い?あんまり痛くな...』
ゴンッ
殴られた
『っっっっ...!』
傷口よりこっちの方が痛い
「よし、リクオ。お前だけこっちこい」
『ちょ、ま...』
「.....姉貴」
そう言ったリクオの声はとても低かった
『...大丈夫だって。
というか、リクオの方が無茶し...』
ゴンッ
『っったぁ.....!』
リクオに殴られた
「姉貴、オレは姉貴は強いと思ってる」
リクオが目の前に座る
『?』
「強ぇってのは畏も戦闘面でも...オレはまだまだ敵わねぇ。」
『そんなこと...』
「まだまだ敵わねぇけどな、オレに怪我隠すくらいオレは弱いか?」
リクオは真っ直ぐ私を見ていた
『ちが...違うよ。私は.......』
「違うんなら、ちゃんと怪我の手当してもらってくれ。
頼むから...」
『リクオ.....ごめん。
リクオは、強いよ。強くなった...それに、まだまだ強くなると思う。
怪我、隠しててごめん。心配かけたくなかっただけなの。』
私がそう言うとリクオが少しだけ笑った
「次からは隠すなよ。
鴆、頼んだ」
リクオはそれだけ言うと再び後ろを向いた
鴆が傷を治療していく
最後に包帯を巻かれ、治療は完了した
「無茶するんじゃねぇぞ。」
『ありがとう、鴆』
それから、私達はすぐに弐條城へ向けて出発した
全員が畏の羽織を羽織っていた
堀川通りを進んでいく
弐條城の門は目の前だった
門の上から大きな鬼の妖が2体降りてきた
随分口も顔もやかましい鬼だった
ガイタロウとガイジロウというらしい
リクオに攻撃を仕掛けていく
しかしリクオは鏡花水月で攻撃を躱し、蹴りのみで倒してしまった