第13章 封印
まずは第五の封印、清永寺を目指す
そこは既に戦闘の後だった
『リクオ、修行終わったみたいね』
妖達が喜ぶ
「それなら、急がんとな」
秀元がそう言った
それからすぐに竜二が封印を施す
『ゆら、少しだけここに座って』
竜二が封印を確認している間に少しだけ治癒の力をゆらに使う
『本当は竜二も治したいんだけど、治癒力落とすわけにもいかないから...
体力回復程度だけど許してね』
「!!お...おおきに...」
ゆらはとても驚いていた
体力の回復を終えると、腕をグリングリンと回しすぐに狼の式神を召喚していた
「...君はほんまにぬらちゃんの孫なんやね」
移動中、秀元がそう言った
『疑ってたの?』
「ちょっとだけな。でも、技といいその治癒の力といい...まぁボクの知る二人の特徴まんまや」
『おじいちゃんと...おばあちゃんのこと?』
「そうや。
まぁ、まだ聞きたいことはようさんあるけどな。」
『...答えられる範囲なら』
「じゃあまず...なんで陰陽術使えるん?」
秀元は笑顔でそう言った
周りの妖達も、ゆら達も一気に視線がこちらに向く
秀元は軽く言うけど、全員気になっていたらしい
首無達ですら答えを聞こうとしているのが分かる
『...私が奴良組を離れていた時に育ててくれた人がいてね。
その人が陰陽師だったのよ。
その頃はまだ幼かったし、妖術も上手く使えなかったから陰陽術を教えてもらったのよ。』
「なるほどな、その人は今は?」
『さぁ?私の事育ててはくれたけど、自分の身を守れるようになったら居なくなったわ。
そこから私もしばらく記憶ないからよく分からないの』
嘘は、ついてないと思う
陰陽術は吉平さんや有行達に教わったし、今は会えるけど会えないし
記憶がない、というのは奴良組に関してだったけどね
『だから実は妖術より陰陽術の方が得意なのよね。』
その答えを聞いて、首無達は不思議な表情をしていた
私が消えていた間の話と陰陽術について聞けてよかった、という反応ではない
少し複雑そうだった
お父さんから私の話を聞いていた面々だから余計に複雑なのかもしれない
「.....サクラちゃんは味方で間違いない?」