第13章 封印
「そうだが…君は?」
『はじめまして、私は奴良サクラと申します。
一応、奴良組の総大将補佐です。』
私がそう言うと秋房は驚いた顔をしていた
『花開院家の結界を貼り直したいんだけど、私がやってもいいかしら?』
私がそう言うと奴良組の面々も、花開院の面々も全員が反応した
「「サクラ様?!」」
「何言ってんだアイツ…」
竜二もポツリと呟いていた
「いや、ありがたい…ですが、そんな事が…?」
秋房も動揺していた
『ここには弟やゆらの同級生もいますし、負傷者も多い。
なら、早急にここだけでも守りを固めるべきかと。
秀元があなたにここを任せてたから、許可をもらいたいんだけど…』
「も、もちろんです」
秋房は頷いていた
『ありがとう、秋房さん。
それじゃ、早速…』
私は結界を展開する
足元に五芒星が光る
五芒星は徐々に広がり、やがて花開院家の敷地全てを覆った
『京妖怪と、悪意のあるものを弾く結界にしておきますね。
祓へ給へ、清め給へ…護り、邪なる者を弾き給へ…急々如律令!』
光が強まり、すぐに落ち着いていった
「すごい…」
秋房が呟く
「一体どうやって…」
黒田坊達は首を傾げていた
『仮の結界だけどね。
これで暫くは大丈夫。』
「ありがとうございます」
秋房が私に頭を下げた
『!気にしないで、今は協力しないと』
それから、少しだけ瓦礫の撤去を手伝った
合間に負傷した妖の治療をしていく
しばらくして、状況も大分落ち着いてきた
日が落ちてきた...
『そろそろ、動ける面々は行きましょうか』
私がそう言うと動ける妖達が立ち上がった
その気配を感じてか、ゆらが起きた
『おはよう、ゆら。
少しは休めた?』
「サクラ...?」
『起きて早々ごめん、私達はそろそろ動くわ。
ゆらは動けるようになったら追いかけて...「何言ってんねん!今すぐ動く!」』
私の話を遮り、ゆらはすぐに立ち上がった
『ありがとう。』
私達はすぐに出発することになった
メンバーは奴良組の面々に加え、花開院家からはゆら、竜二、魔魅流だ
出発寸前にゆらは秀元を呼び出していた