第1章 殺し屋
ーーー
「私の住んでたアパート燃やしたの、やっぱり降谷さんですよね。」
新鮮な貝の入ったペスカトーレを食べながら
ハルは降谷にそう言った。
「何度も言ってるけどあの犯人は別で捕まっただろう?俺じゃない。」
「降谷さんなら犯人を別に作ることだってできそうです。」
冷たい態度をとりながらも
降谷の作ったスパゲッティにいつもより箸が早いハルに笑みをこぼす。
「そんなことできるわけない、ほら、ついてる。」
そう言って口元についたソースを拭うと
わかりやすく固まる。
触るたび純粋な反応を見せるハル。
こういうところはほんと無垢だな。
「耳、真っ赤。」
そういうと顔がもっと赤くなるの知ってて口にする。さっきまで愚痴を言っていた口がすっかりおとなしくなり
「ごちそうさまです」
とハルはいそいそと食器を洗面台に戻し、洗い物を始める。
久しぶりの休みで、降谷は今日は彼女に構いたい気分だった。
降谷も食べ終わった食器を洗面所まで持っていき、後ろから彼女のお腹に手を回すと
ビクッと彼女の体が反応し手が少し止まった。
「ふ、降谷さん近すぎます」
なんて言い、ハルは体を捩らせる。
「知ってる。」
耳元でそう囁き、また赤くなった彼女の耳を口で含むと、
「んっ、」
甘い声が漏れ、降谷の中心を熱くした。
彼女の弱いところを丁寧に舐めると嬌声が増える。
「あん、やだっ」
ハルは漏れる自分の恥ずかしい声を塞ぎたくても
手が泡だらけでそれができない。
「ふるやさ、ん…っ」
懇願するように顔を降谷に向けたとき
そのまま顎を掴まれ唇を塞がれる。
未だに慣れないそれに空気を求めて口を開けると
降谷の舌が容赦なく入ってくる。
「んんっ、んあっ」
時折漏れるその声に降谷はどんどん煽られ
ハルが好きな歯茎の裏をツーっとなぞる。
その瞬間ハルの背中に電流が走り
無意識に腰がのけぞった。
「はは」
素直な反応に思わず笑ってしまった降谷はその腰をずっと自身に引き寄せる。涙目で頬を上気させ降谷を見つめるハルの目は既に降谷を欲していた。
「続き、部屋で待ってる。」
そう言ってひとりハルはキッチンに残された。