第3章 雪と事件
「ハルさん、お迎えに参りました。」
「あ、ありがとうございます」
一応、降谷さんの住所が人に知られるのは良くないと思い、近所のコンビニで待ち合わせをした。昴さんは赤いスバルで現れた。
…やっぱり車はスバルなんだ。
「お姉さんが、昴さんのお友達ー?」
「スッゲー美人だな!」
「恋人なんですか!?」
その車から身を乗り出すように子供達が質問をする。
「え、ええっと、昴さんのお友達の、ハルです」
そのエネルギーに少し困惑してしまう。
「おい、あんまり困らせんなよ」
「そうよ、変なこと聞かないの。
ごめんなさいね」
そう言ってメガネの子と茶髪の女の子がニコッと私に微笑みかけた。
…この子達は、随分と大人びてるな。
「じゃあ出発しますか。」
そう言って昴さんはわざわざ外に出て助手席のドアを開けてくれた。
「はい、ありがとうございます」
こうして始まった私たちの旅行。
元気な子供たちのおかげで、元太くん、光彦くん、歩美ちゃん、哀ちゃん、コナンくんと車内で仲良くなるには時間がかからなかった。
哀ちゃんは昴さんのことが少し苦手みたいで、話しかけらると黙ってしまうが、基本は行きの時間を楽しめていた。