第116章 *7.5章〜休息の冒険者〜*
オルト『そうなるとグリムさんはいつから魔法が使えたの?』
グリム『オレ様か?オレ様は..よくわかんねーけど、いつの間にか火が吹けてたし、木の実を魔法で落としたりできたんだゾ』
セベク『レイラと同様に物心ついた時には感覚で使えていたということか?魔獣..なんとも珍妙な』
ジャック『というか..気にしたことなかったけどお前、今何歳なんだ?』
グリム『数えたことねーから知らねえ。でも年齢も種族も関係ねえんだゾ。なぜならオレ様は大天才だからな!』
オルト『いいなぁ。僕もせっかくナイトレブンカレッジに入学できたし、ユニーク魔法とか使ってみたかった』
グリム『オレ様も!!オレ様も早くユニーク魔法が欲しいんだゾ〜!』
ユウ『僕も一度でいいから魔法を使ってみたいよ。毎日みんなが当たり前に使ってるの見ると、羨ましくて仕方ないんだよね』
エース『グリムもオルトもユウも、存在自体が個性的すぎてユニーク魔法みたいじゃん』
エペル『だよね。魔法士養成学校に入学した魔獣と、ヒューマノイドと、異世界人。他の人が真似できない、唯一無二の個性..かな』
オルト『そう言われるとそうなんだけどさ。僕も兄さんみたいに”開かれた冥界の扉(ゲート・トゥ・アンダーワールド)”..とかキメキメで言ってみたいじゃん』
セベク『勝手に言えばいいだろう。というか..夢の中で目的の座標まで導いてくれた時などは、何か呪文のようなことを言っていなかったか?』
オルト『あれはシステム音声であって、呪文じゃないの!』
『エース』
エース『ん?どした?』
クンッと袖を引かれ、隣で見上げてくるレイラへ視線を向けると、耳を貸すように手招きされた
オルトやセベクの会話を尻目に顔を近づけると、内緒話のようにコソコソと耳打ちし始める
『さっきの練習の時にみんなのユニーク魔法を試してたけど、何で私のは試さなかったの?』
エース『え、そんなん当たり前じゃん。さすがにあんなヤバいユニーク魔法、交換できるわけないし。それにお前自身、あれを出すの嫌でしょ?負担だってかかるし、つらい思いしてまでやってもらう必要なくね?』