第115章 *閑話カームデイ16 〜リドル~*
でもそれだけじゃない
その細い首にボクの施した赤と黒の枷がやけに輝いて見える。罰であるはずがまるで彼女に自分だけの首輪をさせているようで..
とても気分がいい
“ああ、大好きなのに許せない!!憎い!憎い!憎い!憎いっ!!大好き、でも憎い!!“
“愛してるって言ってたくせに!!嘘つき!!“
その叫びは激しく憤りまるで破壊衝動そのもの
ここまでの感情をぶつけられたのは、きっとこの学園でボクだけだろう
そう...これはボクだけに向けられた感情、ボクだけが彼女に与えた感情
ボクが、ボクだけが.....
『リドルさん嬉しそう』
リドル『ん、そうかい?....ふふ、そうだね。こうして君とまた一緒にお茶を飲めるようになったのだから、とても嬉しいよ』
『そっか..(なんか違う気がするけど、嬉しそうならいっか)』
ボクには恋のルールについてはまだ何も知らない
だって誰にも教わらなかった、教えてくれなかった
お母様も、誰も...
だから彼女に抱く気持ちが“愛“や“恋“なのかも本当は分からない
彼女のことは愛しているし好意は確かに自分の中にあるけれど、憎らしく嫌悪の情もそこにある。その気持ちの名称は形も定まらず、曖昧で拗れている
これからはもっと自分の気持ちも彼女の気持ちも学んでいかないと
そうしなければ、きっとボクはこの歪んだ感情のままにまた彼女を傷つけて、泣かせて、ボロボロにして、身動きがとれなくなったところを
こうやって自分だけの首輪を嵌めて愉悦に浸ってしまうだろうから