第115章 *閑話カームデイ16 〜リドル~*
トレイ『ということだ。今日もこのケーキはお前たちが食べてくれ』
エース『やった!今日はケーキの気分だったんだよね〜!いっただきまーす!』
デュース『おい、エース!少しは遠慮しろ。すんません、いただきますローズハート寮長、クローバー先輩!』
トレイ『気にするな。余らせてもあれだから、食べてまた意見でも聞かせてくれ』
リドル『.....』
はーい!と調子の良いエースとそれを窘めるデュースを眺めながら、リドルは暗い面持ちで紅茶のカップの縁を撫でた
放課後ではいないこともあるとみて、登校時間より前の朝を狙って毎日謝罪に訪れるも、ユウという番人によって門前払いを受けて丸3日
野ばら城での夜会を最後に一度も顔を見ていないレイラを想い、憂いの表情は深くなるばかりだった
トレイ『リドル、大丈夫か?さっきよりも顔色が悪い』
リドル『..彼女と、いつになれば話が出来るんだろう..』
ケイト『まあ、ユウちゃんが常に目を光らせて守ってるから、そう簡単にはいかないよね』
リドル『そうだ。ユウが通してさえくれれば、レイラに僕の気持ちを伝えることが出来るのに...ああも頑なに拒まれては、謝罪のしようがないじゃないか』
ケイト『やっぱここは、同じクラスのエースちゃんとデュースちゃんにも協力してもら、』
エース『やだ』
『『『!!!』』』
最後に残った苺を一口で食べ終えると、驚く3人にもう一度聞かせるように再度"やだ"と告げた
リドル『な、なぜだい!?』
エース『何でってんなもん決まってんでしょ。今回のことに関してはオレもすっげームカついたし許せねーから、一切協力しないって決めたの』
ケイト『えぇっ!?ちょ、エースちゃん!デュースちゃんも何か言ってあげてよ』
エース『デュースに頼ってもダメっすよ。協力しないっていうのは、オレとこいつで話し合って決めたことなんで』
デュース『..すんません、ローズハート寮長。でもエースの言う通り、僕もあの時の言葉は酷かったしどうしても許せないんです。だから、すんません』