第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
『私はね、大好きな人たちと一緒にいるのが好き。その人が喜んでくれるなら、できることをやってあげたいし、お願いされたらその人の側にできるだけいたい。でもね..
私の心は私だけのもの。預けることはしてもあげたりしない』
シルバー『!!』
『わがまま言ってごめんなさい。でもこれが私の気持ち』
切なげな笑みに胸が縛り付けられたように鈍い痛みを残す。自分たちとレイラの間に見えないが確実に踏み越えれない線を引かれた瞬間だった
決して自分たちのものにはならない
だがそれは悪い意味だけではなく、人として大事なことの1つでもあると、敏いシルバーはすぐに理解した
シルバーは小さく頷くと、その白い肌をした頬に手を滑らせ眩しいものを見るように目を細めた
シルバー『ああ、その考えは正しい。心を全て明け渡すのは言わば諸刃の剣だ。大切なことを見落とすところだった。レイラ、ありがとう』
『わがまま言ってごめんなさい』
シルバー『いいや、違う。俺たちはお前のことを、望めば全てを差し出してくれる都合のいいように見ていたのだと、恥ずかしく誤った認識をしていた。本当にすまない』
『..シルバーさんも、私に全部くれなくていい。貴方の心は貴方のものだから』
シルバー『なら、心の芯は残したまま、残りをお前に預けることは許してくれるだろうか?』
『ん、いいよ。私はずっとそうしてる』
シルバー『...本当にお前は、すごい女性だ』
『なに、そ...んぅ...』
一度離れた体が再び密着し柔らかい唇が言葉を遮って塞いでくる。抵抗する気のないレイラは首に腕を回し、より深くキスを求める
1つ互いを分かり合えたことで2人の間に流れる空気は甘く濃いものに変わっていた
キスしたままソファーにゆっくり倒れ込み、薄く開いた隙間から入ってきた火傷しそうなほど熱い舌が深く絡み合う
『んぅっ..ちゅ、はぁ...ふ、ぅぅ..』
シルバー『っ...はっ..』
吐息が混じり合いクラクラするほどの熱と興奮が2人を包み、繋いだ手が僅かな理性を手繰り寄せるように強く握っていた
『はぁっ、はぁっ、シルバー、さ...んっ』
シルバー『この赤い痕はセベクがつけたのか?』
『あ、と..?ぁ...』