第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
あの鋭い犬歯で甘噛みされ吸い付かれた時の刺激を思い出し頬に熱が上がっていく。それに気づき形の良い眉をひそめると、顔を埋めて痕のすぐ上に同じく強く吸い付いた
『ん"っ、ぅぅ..』
シルバー『幼稚ですまない。あいつが残したと思うと、我慢ができなかった』
『負けず嫌いなんだね、シルバーさん』
シルバー『そうだな。昔からそこは全く変わらない、と親父殿も仰っていた』
『んふふ、可愛い...んぅ』
シルバー『もっと、お前と口づけを..いいだろうか?』
言う前にしていた、とはあえて言わず、首に回した腕を軽く引き自ら触れるだけのキスを返す。それを皮切りにまた深くとろけるようなキスを交わし合う
熱に浮かされ魔力を込めるのを忘れていたことを思い出し、シルバーは自らの魔力をキスと共に送り届けていく
『!!ん...っぁ、ちゅ、んぅぅ...(シルバーさんの魔力、あったかい。体が..力抜けちゃう)』
シルバー『(しっかりと送れているだろうか..心なしか、レイラの瞳が鮮やかに見える)』
オンボロ寮・玄関
ユウ『いやいや。君も来るんかい』
セベク『僕は奴が暴走して、レイラに無体を働かんように連れ戻しに来ただけだ。特に他意は..ない』
ユウ『(嘘つけ目が泳ぎまくってるっての..)はいはい、それじゃあ回収して行ってもらおっかな。多分ゲストルームにいると思うし、ちゃっちゃと連れてってよね』
セベク『分かっている。上がるぞ』
ユウ『どーぞ。あ、あとさ』
セベク『なんだ?』
ユウ『..あんまりレイラに望み過ぎないで。僕もそうだけど君らもさ、あの子のことがめちゃくちゃ好きなのは凄い分かってる。願えば叶えてくれるし、言い方は悪いけど体だって許してくれる。それはあの子が好きな人とキスするのも抱き合うことも愛情の一種だって思ってるから。
だからあの子は、好きな人に好きでいてもらうために自然と良くあろうと、都合良くあろうとする。でもそういうのってさ、悲しいじゃん』
セベク『.....』
ユウ『だからどうしろって言われても分かんないけど、とにかくあの子には望みすぎないで。押し付けすぎると、きっと疲れちゃうから』