第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
オンボロ寮・ゲストルーム
『....シルバーさん、どしたの?お話しがある?』
シルバー『ああ。だが今、自分の中で何から伝えればいいか整えている。少しだけ、待ってくれ..』
『いいよ。じゃあ、私が勝手にお話しするね。
シルバーさんが戻ってきて、びっくりしたけど嬉しかった。帰るとき暗いお顔してて、声も元気なかったから。もしかして何かシルバーさんにやなことしちゃってたのかなって、怒らせちゃったのかなって不安だった。でも、こうやってぎゅーってしてもらってるから、そうじゃないのかな?』
ソファーに腰掛け優しく抱きしめる腕に触れると、ぴくりと少し反応してより深く抱きしめられる。ずっと感じていた不安が杞憂だと分かり体の力を抜き身を預けていると、頭上から静かに言葉が返ってくる
シルバー『..俺は、俺はお前を愛している。夢を渡り共に過ごして、困難を乗り越える中でお前を知っていく度に心が動かされ惹かれていった。
だからこそ、こう思ってしまったんだ。奪われたくない、と』
『私、どこにも行かないよ?』
シルバー『違うんだ。他の誰にも、お前に触れさせたくない。俺だけを見て、笑って、泣いてほしい。そんな独占欲が日に日に強くなって..お前とセベクが部屋で話していたことも、羨ましく妬ましかった』
『見てたの?』
シルバー『盗み見るつもりはなかった。だが、俺は...嫉妬していた。セベクにも、ユウにも、学園の生徒たちにも。そして、親父殿やマレウス様にも..』
『..シルバーさん』
ぐっと肩を掴み少し距離を離し、不安そうに揺れるオーロラの瞳をまっすぐに見つめる。真剣な眼差しに自然とシルバーの背も伸び、少しの沈黙の後にレイラは重い空気をフッと吐いて口を開いた