第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
『え、と..シルバーさん、泣かないで?私は大丈夫だよ、元気だよ..だから、ぁぅぅ..』
シルバー『...っ、うっ..』
『シルバーさん』
シルバー『....』
『ねぇ、シルバーさん』
シルバー『....』
『(ぅぅ..くるしい..)』
普段から鍛えているせいか、力が少し加わるだけで締められているように息苦しく、背中を軽く叩き緩めるよう催促してみるも力は変わらず、代わりにボソボソと名前を何度も呼び続ける声が返ってくる
シルバー『レイラ..レイラ..』
『..む、ぅぅぅ..シルバーさん、苦しいよ』
シルバー『..ない』
『ん?』
シルバー『お前の、魔力が汚染されて、ブロットを吐いて倒れたのは、俺が..俺の心の弱さのせいだ。本当に、すまない..』
『....』
シルバー『原因が自分にあると知った時、俺は絶望してどうにかなってしまいそうだった。親父殿が諭して奮い立たせてくれたが、今お前の姿を見た瞬間に...どうしようもなく、感情が乱れて、とても安心してしまった』
『...ん』
シルバー『苦しい思いをさせてしまってすまない。原因が俺だと知ってきっと怒りを感じただろう。お前の気が済むのなら、いくらでも責め立ててくれて構わない』
『しないよ』
シルバー『え..?』
『そんなことしない。私がこうなったのはシルバーさんのせいじゃなくて、みんなに闇の苦しいのが来ないようにって、私がお願いしたから。
自分でしたことだから、悪いのは私』
シルバー『そんなことはない!俺の未熟さがお前を..』
『...んふふ』
シルバー『!?』
突然笑いだしたレイラに目を白黒させると、久しぶりに間近で見た深紅の瞳が愛おしそうに細められ、頬に手が添えられ形をなぞるように撫でる
『やっと近くでお顔見れた。ぎゅってされてから全然見れなくて寂しかったの』
シルバー『..レイラ』
『会いたかったよ。それと..ただいま』
シルバー『ーーーっ!
ああ..ああ、おかえり、レイラ。俺もずっとお前に会いたかった..っ!!』
『わっ!んふふ..甘えんぼさんで可愛いね。
(シルバーさんの髪..やっぱりこの色が綺麗で似合ってる)』