第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
よしよしとサラサラの銀髪に指で梳くように撫でる。自分よりも体格差のあるはずの体が、震え縋り付いてくる様はまるで小さな生き物のようで、ますます愛おしくなり肩口に頬を寄せてピタリと体を預けた
リリア『やれやれ。気を張っておったのがぶっつり切れたようじゃのう。これシルバー。あまり強く抱きしめるでないぞ。おぬしの腕力だとレイラを潰してしまいそうで見てて心配になる』
セベク『まったくだ!病み上がりで今も不調を抱えている相手に少しは加減しろ。いやそれよりも、こんな他寮の玄関で情けない姿を見せるな!』
ユウ『そーですよー。とっとと離れてくれませんかね。ていうか押し倒しといてハグの他にも匂い嗅いでましたよね?なに羨ましいことしてるんですか僕だってレイラを抱っこしてくんかくんかしてチュッチュチュッチュしてイチャイチャしてたいんですけど?(一息)』
グリム『そんなことより見舞いの菓子とかねーのか?オレ様腹減ったんだゾ!!』
リリア『あいにく菓子はないが、レイラが好きそうな果物を買ってきてやったぞ』
グリム『え〜、菓子はねーのか..でもその果物で許してやる。ぜーんぶオレ様に寄越すんだゾ〜
!!』
セベク『リリア様のご厚意の品にケチをつけるな!それにこれは貴様にではなくレイラに贈るものだ!断じて貴様が独り占めするものではない!!』
グリム『にゃにおう〜!?』
リリアの見舞い品を巡ってギャイギャイと口喧嘩が始まり、2人に挟まれ巻き込まれるリリアは苦笑いしながら両者をどうどうと宥めるしかなかった
そんな子供のような喧嘩を尻目に、シルバーは抱きしめたままレイラを労るようにゆっくりと髪を撫でていた
シルバー『体は大丈夫か?もし少しでも違和感や苦しいと感じたらすぐに言ってくれ。教師やイデア先輩をすぐに呼んでくる』
『今は平気。お願いしていいなら、ちょっとぎゅーの力を弱くしてほしい。潰れちゃいそう』
シルバー『す、すまない。お前に会えたことが嬉しくて、つい力を強くしてしまった』
『でもシルバーさんがそれだけ心配してくれたことが分かって嬉しい。いっぱい心配かけてごめんね』