第113章 *閑話カームデイ14 ~ルーク~* 注:裏表現
ルーク『どうかこちらを見ておくれ』
『ぁ、ぅぅぅ...』
目が離せない
まるで視線に魔力でも宿っているのか、縫い付けられたようにそこから逸らすことができなままルークの顔を見上げる
ルーク『君の心からの謝罪はしかと受け止めたよ。だけれど、本当に謝るべきなのは私なのさ。君の純粋な心を踏みにじってしまった。
この身が犯した罪も誓いも、僅かな間とはいえ忘れていたのだから』
『でもそれは、私も』
ルーク『そうだね。だけれど、こうして記憶を取り戻した今、君が私を責めたことに後悔しているように、私自身も自分の言葉や振る舞いに後悔している。
また、大切な人を傷つけた』
憂いに満ちる瞳は微かに揺れ動き、その中に不安そうに見上げるレイラの姿を映す。机の上で握りしめられた拳がフッと緩むと、静かに目の前の小さな体を抱きしめた
『ルク、さん』
ルーク『許しておくれ、愛しい兎の君。2度も君を傷つけた愚かな私を』
壊れ物を扱うような抱擁にレイラは涙が出そうだった。優しい彼の匂いが微かな魔力の匂いとなって漂い、大好きな人の温もりと匂いに緊張に強張っていた体を優しく解きほぐす
『っ、わたし、こそ、ごめんなさい。わがまま言って、ルクさんは悪くないのに困らせてばっかり』
ルーク『レイラくん..』
『良い子になれなくてごめんなさい。でも、こんな私を...お願い。
嫌いに、ならないで』
ルーク『....』