第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
リリア『お邪魔するぞーい!』
ユウ『いらっしゃ.......増えとる』
暫くして玄関のチャイムがなり、土産目的で一目散に走って向かったグリムを追いかけ、3人で出迎えるとそこにはリリアの他にシルバーとセベクの姿もあった
ユウ『シルバー先輩もセベクも来たんですね』
セベク『何か悪いのか?リリア様がわざわざ見舞いに赴かれるというから、まだ病み上がりの身に少しでも助力できればと、僕も伴をさせていただいた。折角来てやったんだ!ありがたく思え!』
リリア『くふふ、まるでジジイの買い物に付きそう孫のようじゃな』
セベク『い、いえっ!決してリリア様を年寄り扱いなどとっ!』
リリア『よいよい、事実じゃからな。しかし嘘はいかんな。わしが見舞いに行くと伝えたら、途端に目を輝かせて着いていくと言っておったではないか。
本当はおぬしもレイラが心配で会いたかったんじゃろ?』
セベク『〜〜〜っ!!そ、そのような、ことは..』
図星をつかれ真っ赤になりながらモゴモゴと口ごもるセベクを横目でニヤニヤしていると、未だに黙ったまま立つシルバーに小さくため息をついた
リリア『シルバー。折角会いに来れたんじゃから、もっと嬉しそうな顔をせんか。そうやって暗い顔をしとるとレイラも..』
『リィさん、シルバーさん、セベク』
『『『!!』』』
ひょこっとユウの背中に隠れていた顔が覗き、3人の視線がいっせいに集まる。あの日の青白くなった顔色がまだ白さを残さしつつも、色を取り戻した様子にリリアはホッと安堵した
『3人とも来てくれたの?』
リリア『うむ。そりゃあんなことがあった後じゃし、わしらも心配で仕方なかったぞ。しかし、少しは元気になったようで安心したぞ』
『心配かけてごめんね。シルバーさんもセベクも、あり...ん、ごめんね、泣かないで』
リリアの後ろに立つ2人へと目を向けた矢先飛び込んできたのは、呆然としたまま静かに涙を流すセベクの姿。いつも強気な反面、涙脆いことを知っていたが、あまりにも自然に流れる涙に少し驚いた
セベク『はっ!ち、違う!これは..』
リリア『よほど心配だったんじゃな。見よ、無事に目覚め戻ってきてくれたことで、この心底安心しておる顔を。涙まで流して可愛いやつじゃろ?』
