第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
『シルバーさん』
シルバー『....』
『ねぇ、シルバーさん』
シルバー『....』
『(ぅぅ..くるしい..)』
ー数分前ー
その日の休日、いつも通り寮の談話室で3人のんびりと過ごしていると、リリアから"レイラの見舞いがてら会いに行く"と連絡があった
ユウ『先輩から会いに来てくれるのはいいけど、一応病み上がり(?)なんだし、ちょっと申し訳ないなぁ』
グリム『リリアのやつ、なんかうめぇもん持ってくるかもしれねー!ぐひひ、楽しみなんだゾ』
ユウ『ほんと食い意地だけは旺盛なんだから』
『....』
ユウ『レイラ、大丈夫?ぼおっとしてるけど』
『..シルバーさんのこと、ちょっと心配で..』
ユウ『どうして?』
『リィさんから聞いたんだけどね、私が倒れてからシルバーさんが元気ないみたいなの。きっと、自分のこと責めてるんだと思う..』
ユウ『まあ、魔力の汚染の始まりはあの人の闇にレイラが代わりに残ったことだから、そうなると原因はシルバー先輩ってことになるよね』
『ユウ』
ユウ『ごめんね。でも、そう思ってるから先輩は責任を感じて落ち込んでるわけでしょ?』
『そうだけど..でも、あれは私がしたことだからあの人は悪くないの』
レイラの言葉に"またか"と心の中でため息をついた。色々な事件を越えてもなお、自分に降りかかる火の粉は全て自分のせいで、関わっているはずの相手を責めようとはしない
元来の性格と過去の傷からそうなってしまったレイラのことだから仕方ないと思いたいが、毎回そう許していては相手も調子に乗る上に、いざ取り返しの付かない怪我を負っても、傷つけた相手を責めることができなければ大損じゃないかと気が気ではなかった
どうしたものかと頭をワシャワシャかきながら隣に腰掛け、上目遣いで見つめるレイラを抱き寄せる
『ん?』
ユウ『先輩が来るまで充電してていい?』
『ん。んへへ、ユウあったかい』
ユウ『あーーーーーかわいいーーーー』
グリム『(引)』