第113章 *閑話カームデイ14 ~ルーク~* 注:裏表現
ユウ『にしてもあからさま過ぎ。何も知らない他の連中から変な噂立ち始めてんだから、もうちょっと自重してよね。もし"治療"のことが知れ渡ったら、変なこと考える奴らがわんさか出てくるんだからね』
エース『わーってるよ。そこんところは寮長からもキツ〜く言われてるし、オレたちもレイラが危ない目に遭うのは絶対やだから、上手くやるつもり』
ユウ『はぁ〜...(レイラ、ちゃんと戻ってきてくれるかな。いつも一緒に過ごしてるのに、今ものすっごい君に会いたいよ)』
ポムフィオーレ寮・ルークの部屋
一方その頃、ポムフィオーレの一室、ルークの部屋では少し緊張感の漂う空気に包まれていた
意を決して訪れたレイラをルークは優しく迎え入れ、彼女の好きなミルクティーでもてなしてくれた。震える指先で取ったカップが軽く音を立てるとクスッと笑われ、慌てて謝罪を口にすると"気にしなくていいさ"といつもと変わらない微笑みを向けてくれた
幾分か落ち着いたところで、レイラは先日の彼の夢での出来事を謝罪し始める
自分も現実での記憶を忘れていたのに、VDCでのことを忘れていたルークに対して冷たくあたってしまったことに、後悔と自責の念が強く滲み出て、普段より増して顔色を白くさせる
あの時は闇が体に渦巻き感情の制御が乱れ始めていたとはいえ、冷静になればすぐに分かったことを小さな子供のように駄々をこねてしまう自分が情けない
迷惑をかけてばかりでごめんなさい
でもあのときはどうしても許せなかった
わがままでごめんなさい
そう言って深く頭を下げると、カチャリと小さく音を立ててカップが置かれ、静かに影が立ち上がる
ルーク『兎の君..いいや、レイラくん』
声が近づきテーブルの上に手が置かれる。指先で軽くテーブルの上を滑らせると、流れるようにレイラの顎に添えて顔を上げさせられる
思わず目を逸らすが、ハンターグリーンの双眸がそれを許さないと言わんばかりに、逸らした先に合わせて覗き込む