第112章 *閑話カームデイ13 ~騎士’s~*
リリア『そもそもの原因だからこそじゃ。己が原因だと感じているのなら、決して現実から目を逸らさず、最後まで責任を持ち助けるために力を尽くせ。間違っても投げ出したり逃げたりしてはいかん。
わしらが愛情を込めて尽くしていけばあの子救われ、そしておぬしも自分を許すことができよう』
ーーーああ、そうだ
どんな困難に打ちのめされ悲しい事実を知ったとしても、諦めないことをこの人から散々教わってきたはずなのに
ここで悔いても絶望していても何も変わらない。その間にも魔力の汚染は進み、レイラの命だっていつどうなるかも分からない
だったら、少しでも魔力の質を上げるために更に鍛錬を積もう。そして己自身をもっともっと強くして、彼女の隣に相応しい俺になる
もう、2度とこんなことが起こらないように。いや、起こさないために
シルバー『っ、はい!』
リリア『さて、全員の士気も上がったところで、あの子へのもてなしを考えるとしようぞ。帰ってきたら手始めに思いっきり抱きしめてたっぷり褒めてやらんとな』
マレウス『だが僕たちをここまで心配させたことについて、少し仕置きを与えてやってもいいと思うが』
リリア『くふふ、そうじゃな。ちょっとほっぺたをムニーっと摘んでやろう』
親父殿の言葉にマレウス様とセベクに笑みが溢れる。そんな姿に自然と俺も喉を震わせて笑いがこみ上げた
またこうして4人で笑い合えるようになったのも、お前の"願い"や助けがあったからだ。ならば今度は俺たちがお前を助けてみせる