第111章 *幕間の章*
ヴィル『それで。治療には複数の協力者がいるってことだけれど、具体的にはどれだけの人数がいればいいのかしら?』
イデア『具体的な人数について規定はないよ。多ければ多いほど耐性が付きにくいし持ち回り回数が少なくて済む。
ただし、さっき話した治療の注意事項にもあったように、このことは一部の生徒と教師たちだけの極秘情報。勘違いした馬鹿な連中が変な気を起こさないとも限らないし、学外に漏れればそれこそ学園長の心配してる"学園の品位"とかに関わってくるしね』
学園長『それだけは絶っっっ対に阻止してください!!』
アズール『しかし治療は多い方が良いというのに知っている者は少なく、とは何とも矛盾していますね』
リドル『だがレイラの身を守るためにも、これは僕たち全寮長が厳守すべき重要事項(ルール)だ。
イデア先輩。協力者及び治療にあたる生徒の選別は、それぞれの寮から各寮長たちの判断に委ねるということで構いませんか?』
イデア『う、うん。流石に他の寮の生徒について僕だって詳しくないし、君らが選んでくれていいよ。こっちも把握しときたいから、決まったら一度連絡をくだされ。
それと、選ぶ上で一番大事な事。
当たり前だけどヒロイン氏に好意を持ってるのが大前提。で、尚且つ相応の覚悟を持って、この話を秘密にできるやつね』
『『『『......』』』』
全員無言になり、イデアの言う条件に合う寮生を脳内で順に選別していく。レイラへの好意がある者でだいぶ絞ることが出来たが、秘密を守るという条件が高い壁となり、なかなか突破できそうな寮生が想像できなかった