• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第111章 *幕間の章*






リドル『(エースとデュースはなにかの拍子で口を滑らせてしまうかもしれない。だけど、1番彼女を心配していたあの2人にこの事を隠しておくのは、少し無理がありそうだ)』


レオナ『(ジャックはあのお固い頭で、治療内容についてゴチャゴチャうるさく吠えてくるだろうし、ラギーにたっては何かと理由をつけて報酬を求めてきそうだな)』


アズール『(フロイドは気分次第で秘密をバラしたり、治療をすっぽかす可能性が大いにある。ジェイドは...あいつに秘密を守らせると碌なことがない。"うっかり"で他人に喋られても困ります)』


カリム『(あいつは..レイラと喋ってるとこ見たことないし、あいつもクラスが違うからなぁ。う〜ん..やっぱりジャミル以外はうちの寮にはいなさそうだ)』


ヴィル『(酷く心配していたし、エペルには伝えておきたいけれど...秘密を守れるかって言われたら、すぐに頷けないのが現状なのよね)』


マレウス『(リリアなら問題ないだろう。あとは..シルバーとセベクにも協力を仰ぐか。あの2人ならば秘密は厳守する。なにより、僕と競うほどレイラを好いているからな)』








ユウ『.......』


カリム『ユウ?黙り込んでどうしたんだ?』




選別に悩む自分たちを他所に、1つも口にしていない紅茶の揺れる水面を見つめるユウの顔を遠巻きに覗き込む


澄みきった赤い瞳から注がれる視線に気まずそうに目を逸らすと、誤魔化すように紅茶に口をつけた




ユウ『...いえ、なんでも』


カリム『んー、やっぱり変だぜ。レイラの体を治す方法が見つかって、お前ならスゲー喜ぶと思ってたんだけどなぁ』


『『『『!!!』』』』




誰よりもレイラの身を案じていたユウが、いの一番に喜ぶと誰もが思っていた。しかし、イデアからの説明を聞いてからというもの、今まで一言も口を開くことなく、飛び交う意見に否定も肯定もしないことに、全員が不思議には思っていた


すぐになんとなく察し、敢えて誰も口にしないでいたが、唯一気づけなかったカリムの一言は悩んでいた彼らとユウの意識を一気に引き寄せた



/ 2340ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp