第111章 *幕間の章*
イデア『スゥーーー....ハァァ..フヒヒ、相変わらず最高の匂い。ほんとたまりませんなぁ。
...あの。差し支えなければそのまま撫でてくださらんか?い、嫌ならもちろん、ふっ飛ばしていただいてもいいデス』
『ううん。撫でるよ』
髪を梳くように撫でていくと腰に手が回り、体がより密着した。触れ合う所から伝わる規則正しい鼓動が、レイラが生きている実感を湧かせる
イデア『(推しが生きてる音がする...落ち着く)』
オルト『兄さんズルい!僕もレイラさんを抱きしめさせてよ!』
イデア『後でちゃんと代わってあげるよ。にしても、良い匂い+柔らかい体...癒やし効果抜群で、この後に控えてる学園への説明というミッションも無事乗り切れそうっすわ』
オルト『ちなみにだけど、この部屋のモニタリングはまだ続いているから、この様子もバッチリ父さんや母さんに見られてるよ?』
イデア『...............ファッ?』
次の瞬間、この島のファントムたちの嘆く声をかき消すほどの大絶叫が響き渡った
ーーーーーーーーーーーーー
ーー時は戻って現在
ナイトレイブンカレッジ・鏡の間
イデア『以上。ヒロイン氏の現在と容体、そして治療法について。ご、ご清聴ドモデス』
『『『『...............』』』』
説明が終わると全員黙り込んでしまい、唖然として固まっている者もいれば、頭を抱えて悩みだす者までいて、"まあ、そうなりますわな"とイデアは1人心の中で納得していた
沈黙を最初に破ったのは、怒りや羞恥がぐちゃぐちゃ混ざり真っ赤になったリドルだった
リドル『レイラの現状については理解しました。治る見込みがあると聞いて本当に喜ばしい限りです。
ですが!治療法があまりにも卑猥では!?
確かに魔力の分与として医学的に証明されていたり、歴史上にも何度か行われた事例はありますが、それはあくまで緊急措置や戦争などの逼迫した状況での最終手段。
技術が進歩した現代なら、他に治療法もあるのではないですか!?』