第111章 *幕間の章*
『"粘膜接触"?なぁに、それ』
主任『さっき言ったえっちなこと』
『ぅ//!?』
更に赤みが増し縮こまるレイラにクスクス笑いながら説明を続ける
人間の体液には多少なりとも魔力が含まれていて、キスや行為の際などに粘膜同士で接触すると僅かだが相手の魔力が移る。意識しなければその量はごく僅かだが、逆に意志を持った状態で分け与えれば、直接には劣るも濃度の高い魔力となる
更に体液というクッションを挟んでいるため、受け取る魔力が体の許容量を超えないため、負担が少ない
主任『これが貴女を治療する最も効率良くかつ負担の少ない方法。そして魔力を与える側が貴女に対して好意的な感情..つまり愛情を込めるとより効果が増すんだけど。でもこれは問題なさそうね。みんな貴女のことが大好きだもの』
『..そうなら、いいな』
主任『(意外と自信ないのね)でもこの方法は両者の同意の上で行うこと。どちらがその気じゃないならやるべきじゃないし効果も薄いからね。
それと...』
静かに伸びた手が重なり労るように優しく撫で、ヘッドギアの奥で心配そうに瞳が揺らぐ。それは"S.T.Y.Xの主任"ではなく"1人の母親"としてレイラを案ずるものだった
主任『キスはともかく、もう1つの方法は治療とはいえ貴女の体に負担がかかるし、そもそも倫理的にも問題がある。だから、もし嫌だとかツラいと感じたらすぐに連絡をちょうだい。
自分の体を大切にすることを1番に考えてね』
『ん...あり、がと。心配してくれて』
主任『他に良い治療法が見つかればすぐに知らせるわ』
『ん..(気持ちいいことで苦しいのが治る。でもそれって....)』