第111章 *幕間の章*
イデア『あのさぁ。確かにその節は色々ご迷惑をおかけましたし、君に恨まれてたり信用されないのは重々承知ですけど?にしたってマレウス氏の件においては一応協力関係にあるんだからさ、自分の不調がパーティー全体のデバフになるって事くらい、そこらのミドルスクールにだって分かるでしょ。
現に今日まで溜まった汚染とブロットが爆発した。そのせいでこっちのスタッフも拙者たちも殆ど休む暇なく、検査に調査に治療にと駆り出されて、それはもう大変迷惑を被ってるんですが?』
『....ごめんなさい』
『『兄さ〜ん?/イデく〜ん?』』
オルトたちからの冷ややかな視線に気まずそうにしながら、イデアは口を閉ざし再び電子画面に視線を戻した
オルト『ごめんね。兄さんも突然君がブロットを吐いて倒れたって聞いて凄く心配してたんだ。実際に倒れてる君を見たときは、僕たち2人ともフリーズしちゃって。すぐに正気に戻ったんだけど、手も足も震えて連絡するのも一苦労。あんなにテンパってる兄さんは初めて見たかも』
主任『貴女がここに運ばれてから管制室に齧り付いて、この部屋の監視カメラや送られてくるデータから全然目を離さなくって。目が覚めたって報告を聞いていの一番に駆け込んできたのもイデくんなの』
イデア『ちょっと』
オルト『慌てすぎて廊下とか部屋の色んなところに体をぶつけて、到着した時には一勝負してきたみたいにボロボロだったよね』
イデア『ちょっと!!』
所長『2人とも、あまりイデアをからかってやるな。大切な人が目を覚ましてくれて、気分が高揚しているだけだ』
イデア『そっちもほぼ同じこと言ってるんですが!?』
家族に図星をつかれ羞恥心が込み上げ、誤魔化すように電子画面を忙しなく操作しながら、次の話題へと無理矢理舵をきった
イデア『そ、それより今は、魔力汚染の治療方法について説明するべきでは?』