第111章 *幕間の章*
それからジャミさん、アズさん、レオさん、リドルさんの夢でも同じことがあった。落ちていった人を追いかけて闇の深いところに入ると、そのたびにあの重くて苦しいのが襲ってくる
でもみんなに心配かけたくないから"何でもない"って誤魔化して、ずっとそのままにしてた
みんなで夢から醒めてツノ太郎を止めないといけないんだから、気にしちゃダメ。そんなこと考えてる時じゃないって
そうやって放っておいたから
だから、あの時はもうダメだったんだ
ノアはたくさん頑張ってくれてたのに、私が何もしなかったからあの日、お姫様と騎士さんの大切なお城を汚しちゃった
私......これから、どうしたらいいんだろ
〔No side〕
『『『『............』』』』
ポツポツと少しずつ紡がれていく話を、イデアたちは一言も発することなく最後まで聞いていた。だが、汚染が始まったのが予想よりも序盤で、それ以降ずっと我慢して隠していたことに段々と顔が曇っていく
主任『...はぁ。事の流れはだいぶ把握しました。それを踏まえてまず一言だけ言わせてくれる?』
『?』
主任『な・ん・で!もっと早くに言ってくれなかったの!?
貴女のバイタル変化や構成霊素が不可思議に乱れと正常を繰り返していたのは知っていたけど....まさか、そんな早くから魔力汚染が始まっていたなんて..』
オルト『他の人たちは夢の中でのダメージを現実に影響はなかったけれど、レイラさんはその特異体質で闇の汚染もそのまま持ってきちゃったんだね』
主任『だとしても、こっそりでいいからイデくんやオルくんに相談してくれれば、みんなを起こしている最中にいくらでも調べてあげたのに』
『....みんなに、今のオルトたちみたいな顔させたくなかった。それに...話しても信じてもらえるか分かんなかったし』
『『『『......はぁ...』』』』
手繰り寄せた布団で口元を覆い小声で言い訳するレイラに、オルトたちは互いに視線を合わせると大きなため息をついた