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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第21章 バレンタインなる物があるらしい


『こんばんわ〜』

「なんだ海影か何の用だ。」

『今ボーダーでバレンタインっていうものをやってるらしくて。』

「バレンタイン?とっくに終わってるぞ?」

『僕の為らしいです。ので、おすそ分けを。エネドラには映画のブルーレイ持ってきたよ。』

「ふん。受け取らんこともない。だがお前はあくまで捕虜だ。立場をよく考えるように。」

「雷蔵。ハイレインの犬っころが映画持ってきたぞ。早く見せろ。」

『では失礼します。』

それから根付さん、唐沢さんにもバレンタインのお菓子を届けに行った。
そして最後の忍田本部長の部屋へと向かう。だがここはだだっ広いボーダー本部。すぐに自分がどこにいるのか分からなくなってしまった。

『どうしよう。迷った……』

「そんなことだろうと思ったよ。」

『迅!良かった〜はい。ハッピーバレンタイン。』

「ありがとうな。どうだ初めてのこっちの行事は。」

『悪くない。』

「俺たちにだけ特別なんだろ?カップケーキ。」

『ギクッ。見えてた?』

「見えてた。ねぇ海影。ぶっちゃけると俺と出水どっちがいいの。」

迅の質問に海影は容量を得ないのか首を傾げる。
どっちがいいのかと聞かれても、迅は強いし信用もしている。組めば安心できる存在だ。対して出水は少し頼りないところはあるが、彼と離れていると何故か胸がとっても苦しくなる。まるで出水を欲してるかのように。多分これがみんなが言う好きなんだと思う。
だから2人の信頼に甲乙付けろと言われてもつけれないが、恋人になって欲しいのは誰かと言われたら出水と僕は答えるだろう。

『僕は公平が……好き……だと思う。多分。でも仲間として信頼しているのは迅の方が上かな。』

「そっか〜俺失恋しちゃったな。」

『どうせこれも見えてたんでしょ?』

「まぁねー。でも改めてお前にちゃんと言われたかったんだ。バレンタインありがたく貰っておくよ!あと、忍田さんの部屋は突き当たりを右だ。 」

『わかった。ありがとう。迅』

突き当たりを右〜右〜と唱えながら歩いているとドンッ!突然誰かの胸にダイブし後ろに尻もちを着いた。

『あてっ、すみません。怪我は無いですか……って公平?』

「み、ミカ、ゲ!」

『何?』

「今、俺の事好きって……!」

顔を真っ赤にした出水が立っていた。
どうやらさっきの会話を聞かれていたらしい。
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