銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第21章 バレンタインなる物があるらしい
「あ!つくもん先輩帰って来た!」
【海影/海影ちゃん/海影先輩!】
「加古さんから聞いたよ。ちょっと遅めの初めてのバレンタインデーを体験したってみんなにクッキー作ってくれてありがとう。とても美味しかったよ。」
「あ、堤さんに全部言われた。」
『お口にあったのなら良かったです!あの!も、もしで良ければ……て、定期手に……作るのでり、リクエストくださぃ。』
そこまで褒められるとは思わなかったのだろう。
海影は顔を真っ赤にしながら、そう言うとみんなはあまりの可愛さとリクエストが解禁されたことに大いに喜んだ。
「あ、み、海影ちゃん……で、出来れば。クッキーの形……恐竜に出来る?」
『いいですよ!辻くん!』
お互い顔を真っ赤にしながら辻のリクエストを聞く。
すると風間が食べながら、口を開いた。
「海影の作るものはなんでも美味しいからな。お前のお菓子は定期的に食べたくなる。」
『そ、蒼兄……まるで口説いてるみたぃです……』
「口説いてると言ったらどうする?」
「風間!やめとけってこいつ爆弾2個抱えてんだぞ?」
「2個どころじゃないぞ。諏訪」
「わかってんならやめとけよ……」
『あ、あの……蒼兄だけじゃなくてもみんなが食べてくれるならなんでも作りますよ。』
顔を真っ赤にしながらも海影はホワホワした感じでへにゃりと笑う。
それを見て誰もが胸が苦しくなるのを覚えた。
【あ、これが《尊い》か】
「はいはいはい!うちの海影はここで営業終了!お前ら部屋戻るか、ブース入れ!特に辻と風間さん!」
それから太刀川隊vs集まった隊員であった。
その後余談だが、僕が作ったクッキーが好評だったらしく、定期的に数量限定で売店に置くことになった。
それが争奪戦を呼び、ソロランク戦で勝ったら専用のチケットが貰え、食べられるというシステムが何故か根付いてしまったらしい。
ちなみに城戸司令と忍田本部長は疲れた時にこっそり作ってもらっているのはここだけの話だ。