銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第21章 バレンタインなる物があるらしい
オペレーター組は全員自分の隊に作るらしい。
その間海影はレシピ本を読んで、作り方を動画でしっかりと確認する。
『なるほど……』
「海影。そろそろ作れそう?」
『くまちゃん。カッブケーキって難しい?』
「そうね……ちょっと難しいと思うけど……作る?」
『うん。動画で作り方は覚えた。多分作れる。』
「見ててあげるから作ってみな。」
海影はエプロンを身につけると、予め動画で確認しました作り方で生地を作り、カッブに流し込んでいくそして上からチョコを乗せるとオーブンで焼いた。
自然と体が動くまるで以前からも作っていたような感じがする。
チンッ!と音が鳴りできた頃にはもうみんなが、バレンタインチョコを作り終えていた。
『で、出来た?』
不安だったのでみんなに試食してもらうことにした。女子メンバーは海影の作ったカップケーキをひとくち食べるとやっぱりね!と声をあげる。
その意味がわからなかった海影は首をかしげた。
どこかおかしかっただろうか?レシピ通りに作ったはずなんだけど……不味かったか?作り直すべきだろうか。
「やっぱり記憶は失っても体が覚えているものよね。」
『?体が覚えている?』
「海影アンタが記憶失う前はよくお菓子作りしてはみんなにそれを配ってたんだよ。それが結構好評だったのよね。菊池原君なんて材料費出すからって言っていつも風間隊の部屋でお菓子作らせてたんだから。」
「うちの三輪くんは海影ちゃんが作るクッキーが好きだったのよ。届く度に一人でほんとんど食べちゃうんだから。陽介と取り合いになって最後には次もって毎回頼んでたのよ。」
『じゃあ三輪隊にもクッキーも作るか。』
「うちの隊もお願いします。」
「ならうちも!」
「私の隊にも!」
『もういっそ全隊に作るか……』
次々と手を挙げてくオペレーター組に海影は重いため息を着くと満更でも無さそうにクッキーを作り始めた。
せっかくバレンタインを体験させてくれているのだ。
お礼として作ろうではないか。もう3月だけど。
終わった頃にはもう日が傾き夕方になっていた。