銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第20章 太刀川さん提案『節分鬼ごっこ!?』【番外編】
『的である僕はちゃんと狙えてる。弾が近くまで飛んでくるからね。でも体と反射神経が追いついてない。まず素早く動く的に当てれるようになることだね。後で蒼兄とソロランする?』
「結構です!僕はフェアな戦いしかしないので!」
『あそ。じゃあこの動く的、20体当てるまでは帰れないからね〜』
雷蔵に頼んで用意して持った俊敏に動く的を40体用意する。
その考えはなかった!と言って開発部門が海影の要望通りの的を早速作ってもらうとそれが訓練にピッタリだと大人気になった。
「嘘ですよね!?スパルタすぎません!?」
『仮に遠征部隊に選ばれた場合。ネイバーフットはこんな訓練みたいに甘くはないよ。死ぬことだってあるんだから。それが嫌なら励みなさい。じゃあ。お疲れ様。』
太刀川隊の部屋に戻る。
今日もこの部屋には誰もいない。みんな学校や大学に通っているらしい。
僕も城戸司令から玄界の言葉が分からないのなら勉強するようにと差し出された教材を受け取ったが、英語以外は自然と全て理解できた。
だがしかし今日はみんな学校は休みのはずだ。一体どこへ行ったのだろうか?
『ランク戦にでも居るのかな。』
部屋を出てランク戦室へと向かった。
までは良かった。ランク戦室に着くとあたりは騒然としていた。集まっているのはC級ばかり。
その理由は鬼の面を被ったB級が模擬戦の中で彷徨いていたからだ。
『どゆ状況?」
「楽しんでるか?海影。ってこっちに居るってことはもうゲームオーバーだったのか?」
イマイチ意図の分からないことを言う太刀川が声をかけてきた。海影は首をコテンと傾けると事情を話した。
『楽しんでるかって僕さっきまで唯我の練習見てたから何も知らないんだけど……』
「そうだったのか。なら教えてやるよ。今日は節分って言われる日でな、人が鬼に豆を当てる行事なんだよ。【鬼は外福は内】ってな。それで俺は考えた。【節分鬼ごっこ】をな!」
『いや、な!じゃなくて。その【節分鬼ごっこ】って何?』
「鬼はB級上位から中位。逃げるのはA級。鬼はシールド以外全部使える。もしB級にやられればゲームオーバー。逆に逃げるは何でもありだ。鬼を倒せばいい。A級だけシールドも解禁だ。B級が居なくなるのが先か、A級が居なくなるのが先か、制限時間は1時間どっちか残ってた方が勝ちってルールだ。」
