銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第20章 太刀川さん提案『節分鬼ごっこ!?』【番外編】
太刀川隊に引き取られてから数日が経過した。
傷もすっかりではないも癒えてきた。
あれから海影はガロプラから奪還したが記憶をなくしてしまった。だから色々教えてやってくれと忍田本部長からの直々の命令で海影の存在はA級とB級上位から中位だけ知らされた。
『(記憶ね……ハイレインは必要ないって言ってたのに玄界は記憶に執着してばかりだ。)』
特にやることもなく、ただ1週間に1度トリオンの検査を受けるくらいだ。
それ以外はソロのランク戦をしたり、弟子である唯我の面倒を見るのが日常になっていた。
『唯我!無駄にかっこづけてないでちゃんと狙え!全然当たってねぇじゃねぇか!』
「ひぃぃ!海影先輩相手に当てるなんて無謀です!」
『文句言わない!』
唯我は海影と対戦している。
対戦形式の方が何かと動きも勘も普通の訓練より成長が早いからだ。
『もっとよく相手の動きを見て!って見すぎで体が動けてない!見ながら動く。止まるとただの的だからね!?』
「久しぶりの海影先輩の指導……怖い」
『怖いじゃない!やれって言われたらやる!ほらそこ隙だらけだよ!』
そう言ってバイパーで唯我の体を貫く。
もうこれで何度目だろうか。
彼が1発でもお見舞いしてくれれば訓練も終われると言うのに。
それにひとつ言うが僕は今のところバイパーしか使っていない。
サイドエフェクトもシールドも使っていないのだが、結果は圧倒的海影の勝ちだ。
今日は20回模擬戦をしたが20回が20回とも始まってすぐに終わってしまった。