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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第19章 女子会とランク戦


「そういえば海影はどの辺から記憶が無いの?」

『どこから?いやもう最初からないんだけど……気づいた頃にはアフトクラトルに居た。』

「確か海影先輩。お兄さんの【過去を見る】サイドエフェクトを持ってましたよね?それでみんなから少しずつ記憶を貰ったらどうですか?」

「木虎ちゃん!ナイスアイデア!」

『でも使い方分からないよ……』

「確か灯影から聞いたことがあるんだけど、ここを知りたいって念じれば記憶を見ることができるって言ってたわ。今の海影は今の事は分かるでしょ?だったら過去の自分の事も知らなきゃ!」

小南と木虎の提案は嬉しかった。
だが記憶を取り戻すことはハイレインへの裏切りになる。
だから海影は俯いて首を振った。

『知りたいよ……でも知ればまた僕の記憶は書き換えられてしまう。もう嫌なんだ。実験のモルモットになるのは……それに上手く扱えないよ。』

ポロリと海影の瞳から何かがこぼれ落ちた?

『…………?』

「海影ちゃん。泣かないで。海影ちゃんの気持ちに配慮できてなかったね。ごめんね。無理に思い出そうとしなくていいから。守って貰った分私が海影ちゃんを守るから!」

『ありがとう。千佳』

「あ〜千佳ちゃん先に言われちゃった。ねぇみんなも同じでしょ?」

【私たちもだよ!海影!】

『ありがとう。みんな』

そう言って笑った顔はアフトクラトルに連れ去られる前の心がある海影一緒の笑顔だった。

「ってもう0時回ってるじゃん。そろそろ寝ないと明日学校に遅刻しちゃう!」

「私も朝から収録があるんでした!」

【じゃあおやすみ〜】

海影が天井に着いていた天球に手を向けて横に振るとまるでかき消さられるように電気が消えた。
やっぱりこの部屋トリオンに反応してるんだ。
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