銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第19章 女子会とランク戦
「あ、あのレイジさんから晩御飯が出来たって連絡が入ってきました。」
「そろそろお腹がすいた頃だったのよね!早く行きましょ。」
『また車椅子に乗るの?』
「当たり前でしょ!」
「じゃあ私押す!」
「えー!私が押したい!」
「なら私が。」
「玲はダメ!体弱いんだから!」
「ふふ。冗談よ。」
いがみ合っているクマちゃんと光
その間にそそくさと小南が海影を車椅子に乗せるためにお姫様抱っこした瞬間。
表情が変わった。
「アンタもしかしてまた痩せた?」
『ん〜分からない。』
「前より軽いんだけど。あっちでは確かお粥しか食べさせて貰えなかったんだよね?量が少なかったの?」
『いや充分食べさせてもらってたんだけど…………実験の後のご飯は喉を通らなくて、2、3日食べれないのが普通だったから。』
あはは……と困ったような笑みを浮かべる海影に小南は心底ハイレインたちに対して怒りが湧いた。
しかしそれを悟られないように小南は深呼吸をすると平常心を保とうとした時だった。
『怒らなくてもいいよ。小南。これが僕の普通だから。』
「……っ。そんなの普通になって溜まるか。バカ海影」
サイドエフェクトで見抜かれた事を気づいた小南は少し悔しそうに呟いた。
一方クマちゃんと光の戦いはと言うと……
「やった!私の勝ち!」
「クソ〜負けたぁ。そこでパー出してくるなんてー」
じゃんけんで勝負をしたのか、グーを出した光に対して、クマちゃんはパーを出して圧勝していた。
まぁ正直、破天荒な光に押してもらうのは少し不安があったから丁度良かった。