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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第19章 女子会とランク戦


すると国近の携帯に鬼スタンプと電話が鳴る。

《柚宇さん。今海影どこにいるんですか。部屋教えてください。》

「あ、いやそれがね!出水君!アレただの誤解だったみたい!」

《は?海影アイツらにいいようにされてたんですよね?しかも2人で。》

「それが誤解だったんだよ!」

電話口で明らかにキレている出水を国近は必死に誤解を解く。

「じゃあ、ハイレインさんと海影ちゃんは何も無かったの?キスもしてないの?」

『あ〜ハイレインが機嫌がいい時はキスとかしてきたよ。あと上手く薬が飲めなかった時、キスして飲ませてくれてたし。』

「海影ちゃん!!今それ言わないで!」

《あ?ワクワク動物野郎とキスした?俺でもしてないのに?まずもって告白も言い逃げされたのに?他の男に盗られたってことかよ。》

ゴゴゴォ……と電話口でもわかるほどキレてらっしゃるのがヒシヒシと伝わって来る。
というより出水君そんなヤンデレキャラだったけ?と国近は心の中で叫ぶ。

「み、海影ちゃん〜助けて〜」

電話をバトンタッチすると電話口から呪いのような言葉が吐かれた。

『公平?』

《お前記憶戻ったら覚えてろ。他の男の事なんて忘れさせてやる。》

ブツッ!と通話が切られ、みんなに視線を向けると哀れみと心配そうな表情を浮かべていた。

『コレ……ヤバい?』

【ヤバいと思う。】

ですよねーと海影は遠い目をする。
ハイレインのキスは愛情と言うより腰や太ももにされていたので、口にキスした回数は少ない。むしろちゃんと薬を飲めなかった時に無理矢理飲ませるためにとった行動だ。
お互い恋愛感情は無いし、上官と部下という割り切った関係だと僕は思っているのだが。

ピロンッ

「あ〜出水君、相当怒ってるみたい。陽介からメッセージ来た。【帰ろうとしたら、なんかキレてる出水に捕まったんだけど?】この文章から推測すると、暫くはまたランク戦でまた誰かが犠牲になるな。」

『その板何?』

「これはスマートフォンって言って離れた人とも会話出来る優れものなんだよ〜」

『無線じゃダメなの?』

「常にトリガーをオンにしてる訳にも行かないからね。」

『なるほど……』

「海影のスマホは明日返すから、もう少し我慢してね。」

コクと頷くといい子ねと言って蓮さんが頭を撫でてくれる。あまり年は変わらないのに大人っぽいな。
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