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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第19章 女子会とランク戦


*****

『みんな?ボォーとしてどうしたの?』

「なんでもないわよ。それより海影、あっちでは普段何をしてたの?」

『書庫に幽閉されてたから……本ばかり読んでた。ハイレインが機嫌がいい時は花が咲く庭園に連れて行って貰えてた。機嫌が悪いと訓練で痛めつけられてたけどね……』

「逃げようとは思わなかったの?」

『逃げる?考えたこと無かったな。僕はハイレインの駒だから。死ねと言われれば死ぬ。』

それがさも当たり前かと言わんばかりのことだと言わんばかりの発言にみんなが絶句した。

「海影!アンタは駒なんかじゃない!今はわからなくてもいずれはわかるから!だからそんな事言わないで!」

『小南?なぜ怒る?いや。悲しいのか?』

海影は小南の心をサイドエフェクトで覗く。
すると悲しいという気持ちが読み取れた。
でも今の海影にとってその悲しみが何なのか分からなかった。

「ッ!アンタは昔から溜め込みすぎなのよ。自分の中で勝手に完結させて、無茶ばかりする。見てるこっちの気持ちも考えなさいよね!」

「それは小南先輩に同感です。」

『き、木虎まで……』

「幾ら大規模侵攻であの結末が最前の未来だったとしても貴女が犠牲になった勝利なんて本当に勝ったとは言えません!」

【そーだ!そーだ!】

話を聞いて居た全員が声を合わせて抗議する。
潜入任務だから従っている振りをしているが……何だろう体や口が勝手に動く。
言わなくていい事まで言ってしまう。これまずい。
心なんてとうの昔に捨てたはずなのに!情が湧いてくる。
記憶だって新しく得たサイドエフェクトのせいで勝手にビジョンが流れ込んで来てどれが本当の僕の記憶なのか分からない。
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