銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第19章 女子会とランク戦
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「迅の予知で死人はでないと聞いている。行っても構わん。泊まりに行くのは止めん。だが、アレは以前の【九十九 海影】ではなく、ネイバーの【ミカゲ】だ。記憶もなければ、いつ遠隔操作をされて逃げ出したり、攻撃を仕掛けたりするかもしれん。今は仲間の海影ではなく、捕虜のミカゲとて接するように。そこだけは勘違いするな。」
今日お泊まりするにあたって話があるとボーダー女子メンバーが集められ残酷な現実を告げられる。
「元に戻るんですよね?」
「千佳ちゃん。残念だが、まだ海影を元に戻す方法は確立されとらん。それに自爆の裂傷以外に実験を受けたような痕があった。海影は確実に何らかの被検体として扱われていたのだろう。」
「見せてください!」
「千佳………」
「いや、これは子供が見るのは………」
あまりにも食い気味の千佳の反応に鬼怒田は戸惑う。おそらく余っ程後が酷いのだろう。
子供が見るのは酷だと思っているのか、鬼怒田は一向に頷かない。
「何よ!子供だからって!子供子供ってうるさいのよ!そう言う理由で隠されるのはもううんざり!私たちにだって出来ることはあるでしょ!海影ばかりに背負わせるんじゃないわよ!」
小南は何かを思い出したようにバンッ!!と机を叩く。
それを聞いた鬼怒田は集まっている女子メンバーに視線を向けるとみんながみんな真剣な顔をしていた。
「はぁ。見ても面白いものではないぞ。」
「見せんのか?こいつの傷マジでやべぇぞ。」
「見せなければ引かんようだしの。後で後悔しても知らんぞ。」
どこか呆れたように鬼怒田はそういうとスクリーンを張って映像を見せた。
「何これ……」
両腕には青あざができるほど刺され続けたであろう痕、腹部には酷い裂傷、殴られていたのか打撲痕もあった。
だが一番目を引いたのは体に根の張ったビーストトリガーの存在だった。脳から全ての神経に絡み合い癒着していた。
とにかくボロボロだったのだ。あっちでどんな扱いを受けて居たのかが見て分かる。
過酷な人体実験の日々だったのだろう。
それに私たちを守るためにあの時も今回も自爆をしたからこんなにボロボロなんだ。