第1章 君の中に墜ちる
「っ、こんのすけの気持ちはわかった…だけど今すぐに答えを出すことは出来ない。考えさせて欲しい。ごめんなさい…」
「はい…検討していただけるだけでも有難い…」
「こんのすけ、念のため聞くけど…もし不適合だった場合はどうなるの?」
「万が一不適合の場合は他の刀剣男士で試す他ありません」
「ふふ…他の男士で試す、か…酷い話ね」
「この件についてはここだけの話とさせていただきますのでご安心下さい…では、良い返事が聞けることを願っています…」
…
…
結局あれから答えを出せないまま一週間が経過した。
霊力が低下していると言われたけど、その後数日間は体に変調もなくすこぶる快調だった。だからもしかしたら二ヶ月という猶予は大袈裟に言われただけなのでは?と期待をした。
だけどその期待も虚しく崩れ去る。
一週間が経過した頃、体に異変が現れ始めたのだ。
まず始めに目が霞む症状が出た。その次にめまいや立ち眩み。朝起きた時の倦怠感や偏頭痛等。それは日に日に酷くなっていった。
刀剣達に悟られないように平静を装って、重要書類を片付けていると理由をつけ、近侍もつけずに出来るだけ部屋に籠った。
最初こそは異論を唱える刀剣がいたものの、審神者しか目を通せない重要書類と噓をつき、なんとか引き下がってもらった。