第1章 君の中に墜ちる
…その言葉に息を呑む。
審神者を続けることが出来るかもしれない。そんな都合のいい話が?と多少の疑いと不安が過ったが、その一方でどんな方法でも続けられるのなら、と思う自分がいた。
「その方法とは…?私にも出来ることなの?」
「勿論です。ただ、あんず様お一人では成し得ません。刀剣男士様の助けが必要となります」
「え…刀剣の助け?」
「簡潔に申しあげますと、刀剣男士様と体の契りを交わすのです」
「…それ、って」
「はい、あんず様の時代の言葉で申し上げますとセックス、の事ですね」
「…ッ!は、冗談っ」
こんのすけの言っていることが信じ難くて思わず笑ってしまうと、至極真面目にこんのすけは本当です、と言った。
「あんず様、審神者を続けたいのならどうか契りを交わして頂けませんか…?もし想い刀がおられるならその方を優先して構いません。
あんず様の命令ならどの刀剣男士も従うことでしょうから。いえ、命令でなくとも喜んで名乗りをあげる事と思います。
ただ厄介なのは必ずや成功するとは限らないという点です。あんず様の霊力と刀剣男士様の神気の相性が悪ければ適合せず、霊力の安定には至りません…
こればかりは試してみなければわからないのです」