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繋がる想い、紡ぐ言葉/刀剣乱舞

第3章 儚く切ない記憶の中で《後編》


 何とも居心地が悪そうな表情をされて、今度は私が慌てて口を開いた。


「私行ってきますよ!今日の分の仕事も片付いてますからっ」

「え、もう終わってるの?流石あんずちゃんだね!じゃあ頼まれてくれるかな。僕も一緒に行きたかったけど残念ながら仕込みが残ってて行こうにも行けないんだ」

「全然大丈夫ですよ!もしかしたら万屋で鶴ちゃんに会えるかもしれないですし」

「もし会えたら何買ったのかこっそり見ておいてよ」


 本当ですねー、と光忠さんと笑い合う。そして光忠さんにどんな醤油を買ってくれば良いのかメモを貰い、流石に一人で出歩くわけにはいかないので手の空いていそうな蜂須賀さんに一緒に来てもらうことにした。


「あ、この醤油ですね」

「ああ、確かにそれだな」

「この醤油、ここのお店にしか置いてないんですって」

「相変わらずこだわっているようだね」

「そのこだわりがあるからきっとお料理も美味しいんですね」

「まあ、確かに。俺には到底真似できないことだ」


 料理の苦手な蜂須賀さんは、俺は何も作れないから、と苦笑している。私もたいして作れません、なんて返しながら他の日用雑貨も買い足してお店を後にしようとすると、目の前のお店がふと目に入った。


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