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繋がる想い、紡ぐ言葉/刀剣乱舞

第2章 儚く切ない記憶の中で《前編》


 ぐっと近付いた距離に思わず一歩足が下がってしまったが、彼はキラキラと金の瞳を輝かせている。


 確かに鶴丸さんは少し強引な所があるけど、その事について気を悪くしたことは一度もなかった。


 最初はあまりにも突然で困惑することが多かったけど、本丸でも彼と何度か過ごす内に楽しくて、もう少し一緒に居たい、とそんな気持ちが芽生えていた。

 それどころか、今日鶴丸さんと甘味処に行くのが楽しみで仕方なくて執務中も時間が来るまでソワソワしていたくらいだ。それがあったから、それのために仕事を頑張っていたといっても過言ではない程に。


 今までとにかく真面目に生きてきた自分にとって、鶴丸さんみたいなタイプは新鮮で、一緒にいることで彼が私を新しい自分に塗り替えていってくれるような気さえしていた。

 そんな鶴丸さんが私なんかのたった一言で、こんなにも喜んでくれるなんて思ってもみなかった…


 ざわざわしていた胸が今度はトクンと揺れ動く。



 ちゃんと伝えたくて、目の前の鶴丸さんの顔をしっかり見つめて一緒に行きたいという意思を伝えると、彼はなんとも嬉しそうな笑顔を見せてくれた。


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