刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
「…痛いか」
「大丈夫だよ…」
「っ、あんたを傷つけた」
私の腕に付いた痣を見つめる大倶利伽羅さんが、今にも泣き出しそうな顔をしている。温厚な彼をそこまで怒らせてしまった私が悪いのに。
「すまなかった…」
「伽羅ちゃんは悪くない、私が悪いの…ごめんなさいっ、それにこれくらいの痣なんて全然平気、ほらっここにもこの間ぶつけた時に出来た痣があるし!」
正直痣なんてどうでもよかった。
そんな事より…
4日という短い期間だったけど、私にはとても長く感じた。だから目の前に大倶利伽羅さんがいる、それだけで嬉しくて嬉しくて想いが溢れそうになる。
「伽羅ちゃんっお帰りなさい…」
「あぁ…ただいま」
「会いたかった…あ、会いたかった、の…」
彼に触れたい…
抱き締めてほしい…
でも、私の体に纏わりついていると思われる偽倶利伽羅の神気の事を思うと、大倶利伽羅さんに触れていいのか躊躇してしまう。
涙が出そうになるのをグッと堪えて我慢していたら、大倶利伽羅さんが両腕を広げる仕草をした。
「!!」
「…来い」
「おおくりから…っ」
迷わずその胸に子供みたいに飛び込んで、大倶利伽羅さんの背中に手を回し抱き締めた。