刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第34章 神気
私は会場を見渡してから彼女の姿を探しだし急いで駆け寄った。神隠しのことは伏せなければならないけど一刻を争うので、今日この後どうかな?なんて話を切り出してみる。
「え?今日!?」
「私も光忠もちょうど空いてるので、もし大丈夫であれば…」
「それは大丈夫だけど、本当にお世話になってしまっていいの…?」
「全然大丈夫です!」
「本当に有難う、それじゃあ政府への手続きはこちらでやっておくわね…どうか、よろしくお願いします」
「政府の手続き??」
「そう、こっちの本丸に招待するのに手続きが必要なの」
詳しく聞くと、彼女の本丸へはこちらの転送装置では直接行くことは出来ず、政府施設のゲートを間に通さなければならないらしい。そのために必要な手続きという訳だ。
なるほど…簡単に行ってきまーすなんて遊びに行けないのは当然か。もしかしたら敵のスパイとかかも知れないもんね…。
「わかりました。こちらこそ宜しくお願いします」
じゃ、後でね…と言葉を交わし彼女と別れ、皆の元へ戻ろうとすると「おい」と声を掛けられた。
そこには少しむっとしている大倶利伽羅さん。
「え、どうしたの?伽羅ちゃん」