刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第34章 神気
「でも??」
彼女は少し申し訳なさそうに私を見て、また俯いた。
「こんな、身内の喧嘩に違う本丸の刀剣まで巻き込むのは申し訳なくて…」
「何言ってるんですか!遠慮なんていらないです!私あなたに凄く力を貰ったから、今度は私が力になりたいんです!今日丁度うちの光忠が演練に参加しているので聞いてみます!」
「でも…ほんとに、甘えてしまっていいの…かな?」
私が力強く頷くと、暫く戸惑いを見せていた彼女だったが、相当参っているのか少し泣きそうになりながらも小さな声で「ありがとう…」と了承してくれた。
そしてそれからは、二人で1階の刀剣達の戦いを見守った。
「あなたの恋人の大倶利伽羅…物凄い調子いいわね…」
「本当だ…なんか最近キレッキレらしいです」
「なるほどねぇ…」
なんだか含みのある返答をされ、前に光忠に言われた『持ちつ持たれつの関係』という言葉を思い出してしまい恥ずかしくなった。
そうこうしてる内に決着はつき…
「今回は負けてしまいました~」
「ふふ、でもいい試合だったわね」
「はい、いい経験をさせて頂きました!有難うございます」