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【リヴァイ】比翼の鳥 初恋夢物語【進撃の巨人】

第25章 王都の舞踏会


「そうだろうな。エステルさんはベルナール・ディオール氏の右腕で、ディオール氏が招待された夜会には必ず同伴していたんだが…。いつからか見かけなくなっていたんだ」

エルヴィンは机の上で組んでいた自身の両手に視線を落とした。

「ディオールはヘルネと、ユトピア区のそばにある大きな街にも出店したと聞く。これは予想だが、恐らくエステルさんはヘルネ支店の総支配人にでも任命されたんだろう。それで王都の夜会には出席しなくなったと…」

「へぇ、そうなんだね! エルヴィンが最初に夜会によばれたのってシャーディス団長のときだったっけ?」

「あぁ、そうだ。確かハンジ、お前も一度だけシャーディス団長のときに夜会に行ったよな?」

「行った行った! 懐かしいなぁ! でももう、二度と行きたくないけどね。私はエルヴィンと違って貴族におべっかを使うのは向いてないんだ」

「相変わらず失礼千万だな」

「あははは」

周囲を忘れて二人で盛り上がっていたが、はっとハンジはリヴァイと話していたことを思い出した。

「ごめーん、リヴァイ! 話が逸れてしまったね! 結局ディオールのエステルさんはエルヴィンの知り合いだったし、何も心配する必要はなかったということだね。でもそんなの今朝の時点では知りようがなかったんだし、仕方がないよねぇ? それに君がマヤを気にかけてしまうのは至極当然だしね? なんてったって昨日の今日なんだから!」

「……あ?」

「やだなぁ! 今日のリヴァイはすっとぼけてばかりじゃないか。まさか忘れたとは言わせないよ? リヴァイ、君は昨日マヤとデート…」

「ハンジさん!!!」

ハンジの言葉はマヤの大声でさえぎられた。

部屋にいる全員がマヤを見る。

マヤは真っ赤な顔をして泣きそうになっていた。


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