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【黒子のバスケ】短編集

第16章 Dilemma【青峰大輝】


環境が変わったせいかいつもよりも夜泣きが激しくて、寝付いてくれたのは夜中の2時頃だった。

でも今日はご飯の前に寝かせてもらったり、息子のお世話を両親がやってくれた上にご飯も作ってもらったから、いつもよりは体力が残ってて寝かしつけてからリビングに行くと、ちょうどお母さんがお茶を淹れてくれていた。


「寝た?」

「うん」

「これね、疲労回復にいいハーブティーだって。昨日貰って送ろうと思ったけど来たから淹れてみた。飲んだらつばきも休みなさいな」

「ありがと」

「疲れると些細なことでイラついたりするから、明日は朝は起きなくていいからゆっくり寝てなさい。ミルクでもいいんでしょ?いくつ?」

お母さんは多分、あたしが大輝となんかあったから帰ってきたんだって分かってる。

あたしが言わないから聞かないでいてくれてる。

「ミルク200飲ませて、いちご2つをベチャベチャにしてあげてるけど……お願いしていいの?」

「いいのいいの。お父さんもやりたがってたから」

「ありがとう」

「朝起こさないから、起きたら降りておいで」

「うん。ありがとう」






起こさないって言われても、勝手に目は覚めると思ってた。


だけど、目が覚めたのは11時をすぎてから。



慌ててリビングに降りると息子はお昼寝、お父さんとお母さんは二人でオセロをやって遊んでた。



「お、起きたか。おはよう」

「おはよう」

「おはよう。朝ごはん食べる?」

「あ、うん。自分でやるよ」

「大輝くんが、起きたら連絡欲しいって言ってたよ。あんたスマホ見た?」


あ、見てない……

実家に帰るって送ったけど、しばらく経っても既読にならなかったから、朝の態度で怒らせたと思ってその後スマホは見てない。


朝ごはんにする前にスマホを開くと大輝からはごめんねと話したいって事が送られてきてた。





怒ってると思ったのに、大輝は謝ってた。



謝らなきゃいけないのは私の方なのに

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