第15章 unexpected happiness【青峰大輝】
「つばきさん、お大事にしてください。青峰さんありがとうございました。つばきさんのことよろしくお願いします」
ペコペコと何度か頭を下げて、家に入る三ツ橋を見届けてから夜間救急に向かった。
夜間救急はいつでも混んでて今日も例外じゃねえ。
「問診票に記入して頂いて、掛けて……られなそうなので、奥のベッドで待ちましょうか」
吐き気で歩くことすらしんどくて、大人しくおんぶされてるつばきを見て受付が初療室ってとこのベッドに案内してくれた。
「ちょっと待つので、我慢できないような症状が出たらこのボタン押して呼んでくださいね。奥さん記入できなければ旦那さん代筆でもいいですから、記入できたら受付へお願いします。」
「どーも」
まぁまだ夫婦ではねんだけど、別に否定する理由もなくて受け取った問診票に記入を始めた。
「吐き気以外あるか?」
「頭……ちょっと痛い」
「生物食った?」
「食べてない」
つばきに聞きながら問診票に記入して、測ってた体温計が鳴ったから見ると、熱は37.2度
微熱か。
変な感染症とかじゃなきゃいいけど……
体温も記入して、その他のもつばきに確認しながら記入して、一番最後の問診
妊娠の有無
限りなく0だけど俺が勝手になしに○していいのか?一応聞くか?
先週末は普通だったけど念の為……
「なぁ……」
「ん?」
「妊娠って可能性……あるか?」
聞いたけど、ないって言われる前提で聞いた。
だけどつばきはハッとして何かを考えるように瞬きをした後、スマホを開いて何かを見てる。
「生理…………きてない……」
「……どんくれぇ遅れてる?」
「10日……」
「妊娠の質問とこ可能性ありって書いとくわ。とりあえず横んなってろ。渡してくる」
妊娠するといつもと違うもの食いてぇっていうよな……
つわりとかってすげぇ気持ち悪くなるっていうよな……
プロポーズした後とはいえ、マジで妊娠してんなら入籍3ヶ月後とか言ってる場合じゃなくね?
しかも式1回キャンセルしなきゃ無理だろ。
てか、つばきの仕事のことも考えねぇとだし、引越しもしなきゃいけねぇし
やべえ。
すげーテンパってる