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【黒子のバスケ】短編集

第15章 unexpected happiness【青峰大輝】


ビールが苦すぎて美味しくないってつばきさんが残したのを貰って飲むと、ビールとしてはかなり苦味の少ないものだった。

それに……

話を聞いてくれながら手を伸ばすおつまみは、お新香の盛り合わせ、たたき梅ときゅうりの和え物、長芋のわさび漬け、もずく酢、冷やしトマト
これをずっとループしてる。

いつもならタコ唐とか焼き鳥とかもつまむのに、今日は一切食べない。


ダイエット中なのかと一瞬思ったけど、つばきさんはダイエットどころか少し太らないとウエディングドレスがフルオーダーしか無くなるって嘆くくらい華奢でそれはありえない。

ビールの次に頼んだ氷抜きの緑茶を飲んだ後に生グレープフルーツサワーを飲みはじめたら、あたしにも分かるくらいみるみるうちに顔が真っ青になっていった。


「つばきさん、大丈夫ですか?!顔真っ青ですよ?!」

「……っごめ……」

それだけ言って席を立って、口元を抑えて小走りで個室を出て行ってしまった。


もしかして……今日すごく具合悪かったのにあたしに気を使って無理して付き合ってくれてた?

とりあえずつばきさんが戻るまで待って、多分つばきさんは青峰さんお迎えくるから、青峰さんきたら解散にしよ。

めちゃくちゃ悪いことしちゃった……


つばきさんが戻るのを待ちながら、店員さんに事情を説明すると、これから提供のお料理は全て包んでくれるとのことだった。
キャンセルもできるって言ってくれたけど申し訳なかったから包んでもらった。


つばきさんが戻って飲むならと思って温かいお茶を頼むと、すぐに出してくれた。
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