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【黒子のバスケ】短編集

第15章 unexpected happiness【青峰大輝】


居酒屋さんに到着してスマホを見ると、大輝から返事が来てた。

(スーパー行ける。漬物の種類は)

「ごめん。ちょっと返信だけしていい?」

「全然してください!ほんと急ですみません。予定大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ。今日大輝のとこ帰るからお買い物だけ頼みたいだけだから」


大輝はあたしをむかえにきてくれる時は友達も一緒にお家まで送ってくれるから、大輝とこころちゃんは何度か会ったことがあってお互いに顔見知り。

食べたいお漬物の種類と画像を送るとすぐ既読になって返事もきた。

(迎えいくから連絡しろ。飲みすぎんなよ)

メッセージにスタンプで返信してからメニューを開いて一緒にドリンクを選び始めた。

「何飲む?」

「ピーチ生グレープフルーツがいいです!つばきさんどうします?」

「あたしこのクラフトビールにする」

飲み物を決めて、軽くつまめるものも決めてからオーダーして、とりあえず話を聞き始めた。


これまでも色んな理由をつけて断ってきたけど、言い訳がループしてる気がして今日は私の名前を出したみたいだった。

「彼氏いるのでって断るのは?」

「あたし、実は初手でヘマしてて……同期5人と二課先輩何人かで半年くらい前に飲んだ時に彼氏いるか聞かれて、ちょうど別れたばっかで、それを馬鹿正直に言っちゃって!誰かいい人いたら紹介してくださいとか言っちゃったんです……」

なるほど……
でも彼氏がいつできるかなんて決まってないし、最近できたってことにしてもいいような気はするけど、かなりしつこく誘われてるから他の男の人をチラつかせると却って危険になる可能性もあるし……

「それから結構しつこい感じ?」

「彼氏いないって答えたせいか飲み会のちょっと後に連絡先交換しようって言われて、交換してからは週2くらいは誘われます……」

「しゅっ……しゅうに?!?!多くない?!断るのしんどかったでしょ?!」

週2誘って全部断られたなら諦めなよって思うけど、謎の自信がある小林なら引かなそうではある。

そして週2で誘われてるなら言い訳は尽きるに決まってる。
もっと気にしてあげればよかったな……



「しつれーしまーす!ピーチ生グレフルとクラフトビールでーす!」


愛想のいい店員さんの元気な声で会話は途切れたけど、こころちゃんはしょんぼりしたまま。



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