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【黒子のバスケ】短編集

第15章 unexpected happiness【青峰大輝】


どうやらこころちゃんは結構な頻度で誘われているらしい。
お昼にコンビニで一緒になっちゃって、どうせなら食べに行こうって言われて逃げられなかった時に1度だけ一緒にランチしたけど、会社終わりのご飯は全部断ってるみたい。

お漬物買って帰ろうって思ったけど、ちゃんと話を聞いて対策した方がいいかもしれないと思ったからあたしからご飯に誘った。

小林は高校の時はめっちゃモテたって自称してて、変な自信があるせいなのか断られてるのに諦めが悪い。


週末だから婚約したばっかりの大輝のお家に行くけど、遅くなるって事だけは連絡しておかないと。

週末はあたしが彼のお家に行くのが恒例になっていたけれど、彼は帰宅が遅いことも多いから、お泊まりの用意してちょっと仮眠してから行こうと思ってた時につい3時間も寝てしまって、起きた時には大量の着信が残っていて、慌てて家を出ようと1階に降りたら、なんとあたしの実家でご飯を食べていた。

ご飯を食べてたのはあくまでもついでで、電話に出ないあたしを心配して仕事を切り上げて実家にわざわざ来てくれていた。
あたしが寝てるって聞いて、帰ろうとしたところを父が引き止めて一緒にご飯を食べてあたしが起きるまで待っていてくれた。

ぶっきらぼうだけど心配性で、遅くなると必ず迎えに来てくれる。

入籍は3ヶ月後で、入籍したら一緒に住むために今はちょっとずつお引越ししてる最中。

(こころちゃんとご飯行ってくるから少し遅くなるね。お漬物食べたいからスーパー行かれたら買っておいて欲しい)


定時のチャイムがなった瞬間に退勤打刻をして、こころちゃんと一緒にオフィスを出た。

一応周りを見渡して小林がいないことを確認してからこころちゃんに話しかけた。


「何食べたい?」

「無理やり誘っちゃったので大河内さん食べたいもの行きましょう!」

食べたいもの……

今日はもうお漬物が食べたい。

それしか考えられない……


「お漬物あればあたしどこでもいいよ!もう昨日の夜からずっと食べたいの」

「え?!タコの唐揚げじゃないんですか??」

あたしはどこに行ってもタコ唐頼むせいでもうすっかり覚えられてるけど、今日はタコ唐よりもお漬物がいい。


週末で混んでいたけれど、こころちゃんのお兄さんのお友達がやっているという居酒屋さんでお席が用意して貰えた。


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