第105章 光の癌(三雲)
そこに割って入ってきたのが…
東「聞くな」
恵土の耳を背後から両手で塞いで引きずり、ボーダー本部基地へ移動させた
恵土(侑子…さん…)真っ青震え、振り返る←恵土が四月一日としての世界線(xxxHOLiC)が重なる
息が荒れ過呼吸に陥っていた所で、その安堵からか意識を手放し医療室へ運ばれた
そのまま恵土は眠りにつき、2日間眠りについた
それでもしつこくボーダー本部基地前を張り込むマスコミに対して…
二宮「また襲撃があることも考えられないのか?
その時に無ければ守れないことも分からないか!?
どれだけ犠牲にして守られたかも分からないのか!!?
寝たきりになった後、更に石まで投げ付けられた心中も考えられないか!!?
お前達は…!!(ギリッ!!)←歯ぎしり
どれだけ人の心を傷付け弄べば気が済むんだ!!!?」
喉笛が千切れんばかりの怒声
憤怒のあまり震えが止まらず、額に青筋を走らせ睨視する般若の如く形相
不動明王を思わせる二宮の佇まいに、マスコミ達はまるで波を返すように去っていった
当時二宮は訓練生、進学校(高校3年)の制服のまま叫んでいた
あまりに勝手な言い分に、完全に頭に来て怒髪天を衝いたらしい
その時の出来事が…二宮は自身の今後、進路(法学部)を決めるに至る…決定的な瞬間だった
そして…その有り様をカッコいいと評し、二宮のファンクラブが出来上がっていた
まだまだ三門市にも人々にも心に深く傷が残ってる折でのこと
それ以降…マスコミは二宮を警戒しており、その叫びの記事は瞬く間に売れ
恵土の過去への取材は厳禁とされ、暗黙の了解とされた
マスコミにしつこい取材を受けてた時期を無事乗り越えられたのは…東と二宮という防波堤となってくれた二人の存在が大きかった
恵土も…受験も控えてるのに身バレも恐れず激昂してくれた二宮をチームに入れたいと思うほど強く深く信頼するきっかけとなった
義母さんが騒ぎを聞くや否や上に話を通して来てくれて、恵土を抱き締め
恵土は抱き返して咽び泣いていた、ずっとずっと泣き腫れるまで泣き通していた
秀次にも義父さんにも…
崩れそうになる心を支えてくれた
時は過ぎ
新田中隊が解散を命じられた後すぐ二宮をチームに入れようとしたのだが
チームを組むこと自体を上から禁止されてしまい、実質不可能になってしまいましたとさ…
