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Unlimited【ダンまち】

第105章 光の癌(三雲)





過呼吸になるので、と断りを入れることになったのだが…
それでも一向に引かず、それを恵土は攻撃することも無いまま過ごしていた

知る権利を盾にして主張を続けていた


それに対して
城戸「最上がいれば…」ギリッ
IT企業で、強い立ち位置にいた故人を惜しんでいた

最上がいれば、確実にここまで好きにはさせなかった
そう踏んでの想いからの言葉だった

いないものを言っても仕方ない
そう腰を上げて恵土を守る為に戦うことを選んだ


出会った頃…
シューター用トリガーは開発されたばかりだった

恵土のサイドエフェクト、トリオン操作として…

それを教えるという接点で、シューターとしての立ち回りを教えたのが恵土だった
天雹霤䨩の使い手だったこともあり、即座に『まとめ』を作り、それぞれへ交付した

それぞれに合った動き方も、タイプを複数3つまで教え
『あとは何が合っているのか、実際に動いて身に付けろ』と発案

そして間違った方向へ行けば止める


格上として君臨して全力で相手してくれ
どう動くのが狙われづらいか、落とされづらいかを徹底的に叩き込んで、身を持って教えてくれた

その期間は3日に渡り合宿のように行われ、給料も与えられるという厚遇だった

そんな精神的に追い詰められている時期でも…
恵土は弱音一つ見せず、常に人を優先して笑顔を見せ、本音(助けて)を押し黙り続けた


スナイパー、ガンナーの時も同様に行なってくれていたと二宮が知ったのは…それから数年後のことだった


恵土自身、弱音を吐くのが苦手で
そんな暇があるなら少しでも動き、みんなに楽なようにと考えてしまう性格だった

そのこともあり…強く当たることも、突き放すことも出来ずにいた
それが却って…恵土を苦しめる結果として、尾を引き残り続けていた……


『なんで生きているんですか?』
『自分だけ生き残ることに罪悪感はありますか?』
『あんな強い相手に立ち向かうのは勇気いるでしょう?』
『死にたいのですか?』
『孤児としての気持ちはどうですか?』
『本当の家族でもないのに、そこにいて生きていていいと思うのですか?』
『何故命も視力も全てを対価にしようと思わなかったのですか?』
『全て対価にすれば蘇らせれたのでは?』
『自分の命が惜しいから他の命を死なせたのですか?』
すぐ側のマスコミの数々の声に恵土は俯いた


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