第105章 光の癌(三雲)
恵土先輩の心も気持ちも優先できる人でなきゃ
引き継ぎも削りも消えてでもいいってぐらい想ってくれる人じゃなきゃ、辛いんだって
消したい派の人達は…
世界がどうなっても構わないから、恵土先輩を優先したいって想ってくれる…動いてくれる…人だからっ(ぼろっ)
……はあああっ(ぼろぼろ)
自慢の最高の弟だなんて…言われる資格…
なんで…
普通なら嫌うのに
逃げるのにっ…
こんなひどいこと…
どうしてっ」ぼろぼろ号泣←両手で目を押さえる
生駒「し…しんこきゅう!深呼吸しよ!」さすさす←背を擦る
迅「泣かせるばっかりで…
もっと早くにやめたらいいのにやめないしっ
投げないし、大事だからって
一番最初に死ぬべきは自分だって
そればっかりっ」ぼろぼろ嗚咽
生駒「な…泣きたい時には目一杯泣いたらいいって聞いたで!
恵土から!最上流かもしれん」人差し指立てる
迅「うん…
あり、がとっ
なんであの人…絶縁しなかったのかなっ
おれならもうたえられないっ
だれだってにげるよ
だれもいないんだもん
おれ…そばにいるしかくあるのかな」ぐしゃぐしゃ滂沱
生駒「あるある(さすさす)
おらな困る言うてた
なんなら泣いてた
無理させてしもうた
責任負わせてしもうた
余計なことたくさんって」おろおろあわあわ
迅「ははっ
そっか…(微笑)
そっ、か…(じわっ)
っっっううう」ぼろぼろ号泣、ベンチに腰掛けて項垂れる
生駒「出禁の理由はわかった
金輪際近づかんでも、護衛はありか?」
迅「もうしらない
ごめんむり
もうむり…ほんとやめて
ごめん……ごめんっ」嗚咽
結局…数時間ずっと泣き止まなかった
嵐山も現場におり聞いて理解し、皆へ共有した
遊真「なるほど…」
迅「遊真の場合だと…想像できる?
遊真を殺した相手が
もう殺さないよ仲良くしよって笑って寄ってきて
自分の仲いい人達みんなと一緒に笑ってて
気付いたら誰も味方がいなくなって孤立させられてて
誰も慟哭も悲鳴も何も聞いてくれない、またもう一度殺される
それを生き返らせたからって、殺す方法無くしたからって、笑って一緒に生きていける?
みんな笑って受け入れていて、受け入れろって強要されて、無かったみたいにこれまで通り付き合っていける?
遊真「無理」手を横に振る
迅「それが恵土先輩の状況
わかる?」涙
遊真「わかった」深々頷く
